コラムColumn

2026/07/22 23:01


 
マッコリは、発酵から生まれるお酒。
 

白くにごった色合いと、やわらかな口当たり。
ほのかな甘みと酸味が重なり合うマッコリは、古くから韓国の暮らしに寄り添ってきた伝統酒です。
 
お米と水、そして発酵の力から生まれる一杯には、土地ごとの原料や造り手の工夫が息づいています。
 

 
日本と韓国をつなぐ、発酵の食文化
 

日本と韓国の食文化には、さまざまな共通点があります。
 
お米を主食とし、醤油や味噌、漬物など、発酵の力を生かした味わいを日々の食卓へ取り入れてきました。日本の濁り酒と韓国のマッコリも、穀物を発酵させて造る、白くにごったお酒という点でどこか似ています。
 
異なる土地で育まれながらも、自然の恵みと時間を味方につけ、おいしさを引き出してきた二つの食文化。その親しみやすさも、マッコリが日本で長く愛されてきた理由の一つです。
 

 
暮らしの中で親しまれてきた、韓国の伝統酒
 

マッコリは、韓国で古くから人々に親しまれてきた醸造酒です。

名称は、醸したお酒を粗く漉すことに由来するとされ、白くにごった見た目から「濁酒(タクチュ)」とも呼ばれます。現在も日々の食卓から人が集まる場まで、幅広い場面で楽しまれています。

味わいは、ほのかな甘みと爽やかな酸味、発酵由来の風味が調和していることが特徴です。造り方や原料、産地によって、軽やかなものから濃厚なもの、微発泡を感じるものまで、さまざまな個性があります。
 

 
お米とヌルク、発酵が生み出す味わい
 

伝統的なマッコリは、お米、水、そして韓国独自の発酵種である「ヌルク」などを使って造られます。
 
ヌルクに含まれる微生物の働きによって、穀物のでんぷんが糖へ変わり、さらに発酵が進むことで、マッコリならではの甘みや酸味、奥行きのある香りが生まれます。
 
発酵後に細かなお米の成分が残るため、マッコリは白くにごり、なめらかな口当たりになります。一般的なアルコール度数は6〜8%ほどで、親しみやすい飲み口も特徴です。
 
受け継がれてきた一杯を、いまの食卓へ
 

マッコリは、長い歴史を持ちながら、造り方や味わい、楽しみ方を少しずつ広げてきたお酒です。
 
昔ながらの器で味わうだけでなく、グラスに注いだり、料理との組み合わせを楽しんだり。伝統に現代の感性を重ねることで、マッコリの魅力はこれからも新しく生まれ変わっていきます。
 

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